甘い!芋羊羹ですか?と我が家で好評。甘いもの苦手な長女も、離乳食中期の長男ももりもり食べるハズレがない、しかも食べる前の作業は「冷凍庫から出して溶かすだけ」!
「冷やし焼き芋のレシピ」です。
めっちゃ簡単で、レシピというのもおこがましいですが…。
すごく美味しく、しかも冷凍ストックしておけるので、非常食としてもおすすめしたいです。
さゆの【直前時短レシピ】とは!?
「ご飯作るか〜」から出来上がるまでが長すぎて飽きちゃう。
そして管理栄養士なのに料理が超苦手…^^
そんな私が、あれこれ工夫しながらいつも作っているメニューをレシピとして形にしたものです。
- 料理に苦手意識があるけど、自炊したい方
- 子育て中で、ご飯が出来上がる直前の作業を極力減らしたい方
冷やし焼き芋 直前時短レシピ
<使用機器、器具>
オーブン、アルミ箔
- 紅はるか 16本(天板2枚の場合)
直径4cm程度の小ぶりのものがおすすめ!
大きいものはそれだけ加熱に時間がかかります。
色々試しましたが、紅はるかが手に入りやすく、ねっとり仕上がるので最もおすすめです!
- 紅はるかをよく洗浄し、アルミ箔で包む
- 天板に並べ、オーブンにセットする
- 220℃×60分、風ONで加熱スタート
- 加熱が終わったら天板が触れるくらいまでオーブンに入れたままにする
- 天板が素手で触れるくらいになったら取り出し、放置して粗熱をとる
- アルミ箔に包んだまま冷凍庫に入れて冷凍保管する
ヘルシオなどスチームを入れられるタイプのオーブンの場合は、
スチームなしで加熱することをお勧めします。(詳しくは後で!)
- 冷凍庫から取り出し常温解凍する
- 中心がまだちょっと凍ってるくらいで食べると超美味しい!!
最初から食べるまで、アルミ箔に包んだままにします!
このほうが、蜜が噴き出ても天板もオーブンも汚れないし、とても扱いやすいです。
※アルミ箔に包まないで加熱すると水分が飛んで、ねっとり感が減ります。
更新情報
2023-05-01 レシピ公開
なぜスチームを入れずに加熱するのか
高性能オーブンの場合、スチームを入れた方が加熱が早く済んでしっとりと仕上がります。
ですが、焼き芋についてはスチームは入れないで加熱するのがお勧めです。
そもそも焼き芋が美味しくなるためにはポイントが3つあって
- 低い温度で酵素を働かせ、甘味を引き出す
- 高い温度でセルロースを破壊し、柔らかく仕上げる
- 引き続き高い温度で余計な水分を飛ばす
というものです。
焼き芋が甘くなるためには芋にある酵素を働かせて糖を作る必要があるのですが、熱の伝わりが早すぎると酵素が働き切る前に高い温度に達してしまい、酵素が失活してしまいます。スチームを入れるとそれだけ早く熱が伝わるため、逆効果になる、というわけです。
スチームを入れない「乾式加熱」をすることで、芋にゆっくり熱を伝えることができます。
オーブンを220℃に設定しても直ちに芋が220℃になるはずはなく、ゆっくりゆっくり加熱されながら甘くなりつつ、最後に100℃に近づくにつれ芋が柔らかくなりながら適度に水分が抜けて、甘さがぎゅっと凝縮されるというわけです。
つまり、前半は低い温度で酵素を働かせ、後半に高い温度で柔らかくして水分を飛ばすことが、美味しい焼き芋の条件なのです。
だったらスチームを入れて、最初は低い温度に設定し、最後は高い温度に設定し直してセルロースを破壊し柔らかくするという方法もなくはないです。
が、一言で言えばめんどくさいので、一定の温度設定で完結できる方法を私はお勧めします。
焼き芋ってただ焼けばいいのですが、温度と時間が肝になります。
当然、お手持ちのオーブンや買ってくる紅はるかの大きさによって所要時間は変化しますので、調整してみてくださいね。
あとがき
この「冷やし焼き芋」が冷凍庫にあるだけで安心感が違います。
子供たちが機嫌悪く何も食べてくれない時、これを軽く解凍させ出すだけで食べてくれます。
また、大人も小腹が空いた時に、お菓子を食べるよりはこの焼き芋を食べた方がメリット盛りだくさんです。
我が家の冷凍庫にはいつもこの焼き芋が10本はストックしてあります。超お勧めです!!
コメント