長女は料理に夢中で、3歳の時に「お腹すいた〜」とオムライスを一人で作って食べるほどになりました。
料理が一人でできるようになると、親の私が用意しなくてもこのように自分で済ませてくれて非常に助かります。そればかりか、数の感覚が養われたり、子供が役割を持つことで自尊感情が芽生えたり、子育ての面でメリットがたくさんあります!
この記事は、私の長女が3歳で自分で料理を作り食べるようになるまで、私がどのように関わってきたかをまとめたものです。
おままごとセットを買わず、本物にこだわっている
驚かれることが多いのですが、長女はおままごとセットを持っていませんでした。
その理由として、我が家で取り入れているモンテッソーリ教育の考え方に「にせものを使わずに本物にこだわる」というのがあります。
私はこれを自分なりに解釈し、
おままごとセット、キッチンごっこセット、おしゃれなおもちゃのミキサーなど楽しそうなものがお店には売っていましたが、我が家では一切買いませんでした。
それでも長女はお店で見れば気になるし、欲しがります。
そうしたら逆にチャンスです!
「面白そうだね、でも、おうちに本物があるよ。本物を使うともっと楽しいよ!」
と、誘いかけるようにしてきました。
1歳 食材を混ぜてラクラクッカーで煮込む。からはじまった
長女が明確に料理をやりたがったのは1歳の頃。
「材料を入れてぐつぐつ煮込む」ことをしたがりました。
とはいえ、乳幼児をいきなり台所に立たせるのはちょっとリスキーです。包丁やピーラー、ガスコンロやオーブン、電子レンジがあるからです。
どうしたかというと、ラクラクッカーを使いました。
ラクラクッカーめちゃくちゃいいです。
家事を楽にしようという話題では何かとホットクックがスポットライトを浴びていますが、私は圧倒的にラクラクッカーの方を使っています。
- 蓋をしなくても、炒めたりなどの加熱調理ができる
- 圧力調理ができ、加熱時間の短縮ができる
- 本体の外寸がコンパクト
- 本体価格が安い
内鍋が熱いから絶対に触らないこと。と約束してから、私がカットした野菜やソーセージを次々に渡し、トマトジュースとブイヨンで煮込む。というどう考えても失敗しない、しかも美味しい簡単料理を作ってもらいました。
何かを混ぜて煮込む、というのは大ヒットし、何度も繰り返し取り組んでいました。
2歳 卵を何個も割る日々
2歳くらいになってから、卵を割りたがるようになりました。
生卵を割って混ぜる、茹で卵を割って殻を剥いてスライサーでスライスする。といったことを何度も何度もやっていました。
卵液ならいくらあっても困らない(本来なら卵の割置は危険なのでやめた方がいいのですが、私ら夫婦が自己責任で食べようということで)ので、心ゆくまで割ってもらっていました。3歳になってからは殻を混入させず親指を使って綺麗に割れるようになっていました。
また、にんじんの皮を剥きたがるようになりました。
IKEAで子供用包丁&ピーラーを買ってきて、何度も剥いてもらいました。時にはそのにんじんを包丁でカットもしてくれました。
3歳 料理の幅が広がった
卵割りをマスターすると、次はお約束のホットケーキになりますね!!
割った卵と牛乳とホットケーキミックスを混ぜ混ぜ。ホットプレートで焼いたり、配合を変えバターを加えてドーナツを揚げたり(揚げるのは私の役割)カップケーキも焼くようになってきました(オーブン投入は私)。
ホットプレートで焼いた際には一度小さな火傷をしてしまいました。すぐに冷やして対処したため跡が残らず本当によかったです…。
粉物を混ぜることを覚えたので、白玉団子も作りました。※団子なので、食べる際は小さくちぎって慎重に観察しながら!!丸ごと食べたら危ない
そんなこんなしていたら急激にできることが増えていき、オムライスを作れるようにまでなりました。
あとがき
料理は生きる力のうちの一つで、身につけていて損することはないと思います。
親が「やらせたい」と思って一方的に働きかけても、本人にやる気がなければ空回りになることがほとんどです。
お子さんが興味を持ち始めた時がチャンス!
しかしその時は突然訪れます。お子さんが「やりたい」と言ってくれた時に、大人向けの道具しかないしキッチンは大人しか入れないようになっている…という状態では、やってもらえることも限定的になります。お子さんが興味を持ち始める前に、ちょっとずつ環境を整えてみてはいかがでしょうか。
今度も子供の料理について、より具体的におすすめの道具などお伝えしていきたいと思います。
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