我が家の年長の子供が料理に夢中で、毎日のように料理をしています。料理に興味を持ち始め、実際の食材を使って加工と呼べる作業を始めたのが1歳後半。最初に取り組んだのは「バナナのカット」でした!
この記事では、子供と一緒にする料理の入門としておすすめの「バナナのカット」について具体例をもとに説明します。
ナイフ状のものでバナナのカット!
これは台所育児の王道とも言えると思いますが、まず何かを切りたがったらとにかくバナナです。バナナをまな板におき、ナイフ状のものでカットすることから始めるのが大変おすすめです。
なぜバナナかというと!?
- 柔らかくて、包丁でなくても切れる
- 素手で触ってその手を舐めてもお腹を壊さない、大丈夫
- 切った後にすぐにそのまま食べられる
このようなメリットがあるからです。
料理をする上で最も大切にすべきなのは、衛生・安全です。子供が切りたがっているからといって生の鶏肉を与える人はなかなかいないと思いますが、そういう点でバナナは何も心配いらないですね。
「バナナのカット」に使った道具
「ナイフ状のもの」はなんでも大丈夫。バターナイフでも、計量スプーンのすり切り用のヘラでも、IKEAの子供用カトラリーのナイフでも、バナナは簡単に切ることができます。
我が家では、
- 小さいまな板
- そのまな板が乗るおぼん(まな板からこぼしてもいいように)
- 木のバターナイフ(IKEAかコストコで買った)
- バナナ
以上のものを「バナナのカットセット」として使うようにしていました。
ポイントは、毎回同じ道具を使うこと。(色や柄は変わったとしても)
今日はこのやり方、次はあのやり方、と変えてしまうと、子供はなかなか習得することができませんし「なぜ今日と昨日が違うのだろうか??」ということで頭がいっぱいになってしまうかもしれません。
バナナのカットにはこれ!という道具を決めて、お手本を見せるときにはできるだけ同じ手順で見せる。ということを意識するとすんなり行くと思います。
道具を子供が自分で取り出せるような環境設定を!
子供が何度も繰り返しやりたがるようになってくれたら並行して取り組んでおきたいのが、道具を子供が自分で用意できるように環境を整えることです。
最初のうちは親である私が道具を用意するのですが、その際に「ナイフはここに入ってるから出すね」と見せるように準備するということを続けていました。※ここはあえて私が意識しなくても、子供はこちらの挙動をじっと観察してくれていました。
するとある日突然、子供が自分でナイフやトレイを取り出しているではありませんか!
こういう成長は突然見せてくれるんですよね。
これ、私はすごく感動しました。自分で取ったの!!?そこから出したの!?何が必要かいつの間に覚えたの!?と。
調理道具を自分で揃えるようになると「自分のやりたい作業に向けて必要な道具を思い出して(あるいは考えて)用意する」ということを自発的にできるようになります。
これは、料理に限らずこれからの人生全ての作業において重要なスキルと捉えています。
更に、「自分で用意できた」という達成感や自信につながるのではないでしょうか。
あとがき
バナナのカットはそこまで周囲も汚さないですし、お手軽でおすすめです。
お子さんが興味を持ったらチャンスです!
さて我が家のキッチンは子供の届く場所に使って欲しいものを収納するようにしています。
ベビーゲートはなく子供は入りたい放題です。今でも上の子と私が料理をしている足元で0歳の下の子がハイハイしています。
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